家計管理

光回線の工事費用は戸建てとマンションで違う理由

皆さん、こんにちは! トラ介です。

このブログは電気施工管理の仕事をしているトラ介が電気料金や通信回線のしくみと特徴を伝えて、
より良い生活環境になってほしいことから、お得な情報を発信しているブログです。

今回のテーマは

『光回線の工事費用は戸建てとマンションで違う理由』

ということについて解説していきます。

この記事を読むことによって分かることは

  • 戸建ては工事費用は高いけど純度100%の光回線が引ける
  • マンションは工事費用は安いけど配線方式によって通信速度が遅くなる

といった情報を得ることができます。

住んでいる環境によって費用に差が出るなんて不公平な話だ!

と思う方もいるかもしれません。

しかし、費用に差が出るのは理由があり、

マンションに住んでいる方は、自分の要望だけではどうにもならないケースも出てきてしまいます。

この記事を読んで、

自分の住んでいる環境で回線のしくみがどう変わるのかを理解することで

回線を選ぶときの選択肢がかなり絞られますので

ネット回線に対する知識を得て、

選べる強みを活かせるようにしていきましょう。

それでは解説していきます。

光回線、戸建てとマンションの工事方法の違い

それでは最初に、戸建てとマンションの工事方法の違いです。

トラ介は電気施工管理という仕事をしています。

施工管理とはどういう仕事かというと

建物などを作る時に電気設備をどういう方法で工事していくかを

設計事務所や建築会社と相談して作り上げていきます。

その過程で図面を書いたり、工事方法を指示していくので、

ネット回線の工事方法に関してはかなり自信をもって伝えられる分野です。

前置きはいいとして、

先に戸建ての工事方法から解説します。

戸建ての工事方法

戸建ての光回線工事

戸建てに光回線を引き込むときは、近くの電柱から光回線を取り出すのですが、

基本的に高いところでの作業になるので高所作業車を使用します。

そして住宅内に光ケーブルを入れるのですが、

最近の住宅は光回線などインターネット通信用のケーブルを引き込める工事がしてあります。

そこから光ケーブルを入れ込み住宅にある光コンセントまで管で繋がっているので、

光ケーブルを光コンセントに接続すれば光回線の工事は終了となります。

何が大変かというと高所作業車や光ケーブルを光コンセントまで通したりすることは

1人ではできないということ、そして、1日では完了できない時もあるということです。

さらに、外から光コンセントまでの管が工事されていない住宅もあり、

そういう場合は壁に穴を開けて光回線を引き込みます。

こういった理由から戸建てでは人件費と手間もかかるため工事費は高く設定されているのです。

マンションの工事方法

マンションの光回線工事

マンションの工事では電柱からマンションの通信回線が集まるスペースへ光回線を引き込みます。

そして各階に回線を分配する分配器へ光回線を配線し、

そこから通信用コンセントまで配線して接続します。

これがマンション工事の一連の作業です。

一見するとマンションの方が大変じゃん!と思うかもしれません。

しかし、電柱からマンション共用スペースへ引き込むのは1本の光回線だけなんです。

そのため2世帯目以降の住民の工事は電柱から共用スペースへの工事は不要となります。

さらにマンションの仕様によっては

共用スペース → 各階の分配器 → 通信用コンセント

の配線は建物を建てた時に終わっていることがあります。

そういうマンションでは共用スペースの接続のみで工事が終わってしまいます

つまりマンションの回線工事は手間が少ないことが多いため工事費用が安く設定されているのです。

戸建ての配線方式

戸建ての光回線の工事方法は先ほど伝えた通りなんですが、

戸建ては工事費用という面においてはマンションより高いため

少し損をした感じが出るかもしれません。

しかし、戸建てにはマンションよりも良い点があるんです。

光回線を純度100%で利用できる

戸建ては光回線を純度100%で利用することができます。

純度100%ってどういう意味?と思う方も多いと思います。

戸建ての場合は

電柱から光コンセントまでを全て光回線で引くことができます。

光コンセントまで来た光回線はONUという光回線終端装置という機器に繋ぎます。

フレッツ光のONU

光回線ですと必ずONUという機器に繋ぎ込みそこから、LANケーブルに繋ぎ変えて

PCやTVなどの端末機器に接続します。

そのまま光回線を繋げちゃえばいいじゃん。と思う方がいると思います。

それはPCやTV,スマートフォンなどの端末機器は光信号で受信することができないのです。

そのため、一度ONUでLANケーブルに接続し変えてから電気信号として端末機器に接続するのです。

光回線を利用する以上、ONUには必ず接続しなければいけません。

戸建ての場合はPCなどの端末機器に一番近いところでONUの変換ができるので、

光信号のロスが最も少なく利用できるのです。

本人の意思で光回線に変更できる

続いては本人の意思で光回線に変更できるということです。

何を言ってるんだ?本人の意思で変更できない人なんかいるのか?

と思う方もいるでしょう。

これについても説明していきますね。

戸建てで使うネット回線というのはそこに住んでいる家族しか使いませんよね

しかし、マンションなどの集合住宅では引き込む光回線は1本だけなので、

その1本の光回線を住んでいるみんなでシェアしながら使うんです。

最近のマンションでは光回線を使えるよう建てられている最中から光ケーブルを

引いたり、住人が光回線を契約したときにすぐ引けるように部屋までルートが作られています。

ですが、少し前のマンションでは、光回線を引けても共有スペースまでで、

そこからはLANケーブルだったり、電話線を利用してネット回線を引くことになっています。

そのため、部屋まで光回線を引こうと思ったら、改めて工事をし直さないと引けないんです。

さらに光回線を引きたい人が何人かまとまらないと工事も請け負ってくれません。

たまたま工事を希望する人が何人かいたとしても、設備工事を依頼するときは

マンションの管理会社と、賃貸であれば大家さんに了承を取る必要があります。

つまりマンションは自分の意志で光回線を引くことができないんです。

これに比べて、戸建ては自分が光回線に変えたい!と思えば変えられるので

自由度は圧倒的に戸建てが勝っているんですね。

こうした理由で戸建ては工事費用は割高になりますが、

マンションよりも自由度が高く、選べる回線も多いという利点が挙げられます。

マンションの配線方式

続いてはマンションの配線方式について解説していきます。

マンションには仕様によって、配線方式が3種類あります。

  1. 光配線
  2. LAN配線
  3. VDSL配線

3種類とも光回線の引き込みなのですが、マンションの仕様によって、

住戸内のコンセントまで光回線で配線できないことがあります。

それぞれの配線の特徴を解説していきます。

光配線

光配線は電柱から住戸内の通信用コンセントまで光ケーブルで配線されています。

その後、光コンセントからONUまで光ケーブルで接続し、

LANケーブルに変換して端末機器に接続します。

この配線方式は先ほど戸建ての時にも解説した純度100%の光回線を利用できる配線方式です。

最近の集合住宅はよほどコストカットを気にしている大家さんでなければ

光回線を部屋まで引き込める工事をしてあります。

LAN配線

LAN配線では電柱から光ケーブルを引き込みますが、

共有スペースにあるONUで光ケーブルからLANケーブルに切り替え、

住戸内のコンセントまではLANケーブルで接続されます。

LAN配線のメリットとしては住戸内にONUなどの機器を置かなくて済みますので

部屋がゴチャゴチャしないこと、そして引っ越しの時など住戸内にONUがあると

回収に手間がかかったりします。

デメリットとして通信速度は100Mbpsくらいのため一昔は高速回線に賊子ていましたが、

光回線が出てからは速度的に遅さが目立ってしまいます。

VDSL配線

VDSL配線とは、ネット回線に固定電話で使うメタルケーブルを利用する配線方式です。

VDSL配線も電柱から光ケーブルを引き込むことは同じですが

共有スペースで光ケーブルから電話用のメタルケーブルに変換し、

住戸内の電話ケーブルを差し込むモジュールジャックという差込口へ接続されます。

住戸内ではLAN配線と違い、モデムという終端危機に接続し、

ONUと似てますが、電話回線をLANに切り替えるモデムです

LANケーブルに変換して終末危機に接続します。

VDSL配線はフレッツが2023年にサービスを終了するという発表がありました。

そのため、VDSL配線を採用している集合住宅は光回線に移行してくると思われますので

しばし、我慢が必要になりますね。

まとめ

今回は『光回線の工事費用は戸建てとマンションで違う理由』というテーマで解説しました。

工事費用を語るうえで、それぞれの配線方式のしくみを知ることは

ネット回線を選ぶときに非常に役に立ちます。

ネット回線を選ぶために住む場所を変えるというのは

かなり無理があります。

賃貸の方でさえ、そこまでしてネット回線を選ぶ必要はないと思うでしょう。

もし自分がマンションに住んでいて、あのネット回線を使いたいから戸建てに住もう

とはさすがに思いません。

トラ介自身が伝えたいのは、住む場所を変えるのではなく、

場所に合ったプロバイダを契約することが大切だということです。

光コラボが提供されるようになって、回線による差がなくなってきた今だからこそ

プロバイダを選んで、金額、サービス、メンテナンスなど自分に合った内容をみつけましょう。

ネット回線などわからないこと、迷っていることなどがありましたら

トップページのお問い合わせからご相談ください。

今日よりも豊かな明日が来ますように

良い選択をできるように知識を付けていきましょう!

それでは、ばいばいっ!